大学受験

大学受験全落ち浪人体験記

共通テストを受けられた方二日間お疲れさまでした。

さて今回は私の現役時の大学受験についてお話しようと思います。

私が受験したのは2013年で今からもう12年も前の話です。時の流れは早く感じます。

私は、高校3年春時点では模試成績から名古屋大学の非医学部なら受かるだろうと言われていました。

ところが高校三年時の受験ではその予想は見事に裏切られ私は、受験したすべての大学に不合格通知を突き付けられることになりました。私は全落ちした事実は浪人時に重くのしかかったのでその時のつらい思いを皆さんに味わってほしくないのでこの記事を書こうと思います。

消極的な理由で理系を選択したことへの後悔

私は、高校生の時は、官僚や弁護士といった法律系の職業に興味を持っており、法学部に進みたいと思っていました。また得意の歴史教科を極めたいといった欲求から文学部にも興味を持っていました。

ところが父親から理系じゃないと向いていない営業職しかなくなって就職で苦労するぞと言われたことやドラゴン桜などで理科類の方が東大は受かりやすいといった情報に踊らされて理系を選択することになりました。

しかし、私は家族や友人の多くがその道に進んだ工学系の分野に全く興味が持てませんでした。自然科学分野全般に興味が薄かったので理学部系も魅力的に思えませんでした。

そこで理系で就職に困らなそうな学部でを探そうとしました。医学部は偏差値が高すぎたり、患者の体に触れたりするのがイヤだからといった理由で選択肢から外し、農学部はなんとなく儲からなさそうなイメージを持っていたので消去法で薬学部を目指すことにしました。

なんとなく薬学部志望になったものの苦手な物理や化学を克服して受験を乗り越えるだけのモチベーションは湧き上がってこずに高3の春までは地方帝大レベルはあった学力も物理や化学のカリキュラムが進むにつれて衰えてきました。秋の模試では努力すれば広島大学ならまだ可能性はあるくらいの位置でした。

理系の受験勉強が上手くいかずに悩む私を見かねた塾の先生は名古屋大学の法学部のOP模試を受けるように勧めてきました。その時は英語と数学と小論で数学はそれほど取れてませんでしたが英語と小論でそこそこ稼いでC判定を取りました。文転を申し出ようとしましたが当時は父親が安易な文転を許さなかったのでなんとなく惰性で理系のままセンター試験を迎えました。

センター試験から二次試験まで

センター試験当日、私は文転することも考えていたのでそれを見越して社会も理科も2科目受けることとなりました。文系の友達からはなんでいるの?とびっくりされることになりました。

そして受け終わって自己採点したら900点満点中570点ほどで地方帝大や広島大どころか東海3県の国公立は全部厳しい状況になりました。

今年はどこの薬学部も厳しいという判断となり浪人を見据えて薬学部を受けることにしました。

受験校はこんな感じに決まりました。

国公立前期 富山大学薬学部薬科学科

国公立中期 名古屋市立大学薬学部生命薬科学科

国公立後期 受験せず

私立大学 東京理科大学薬学部生命創薬科学科

私立大学 立命館大学薬学部創薬科学科

私立大学 名城大学薬学部

を受けて結果は見事に全落ちしてしまいました。

全落ちした原因

これは、自分が自分の好きな歴史系の科目がやりたいとか法律系の仕事に就きたいといった自分の気持ちに蓋をして周りからの評判や情報などといった表面的なものに振り回されて進路選択をしたことが現役時に大学受験を乗り越える力がつかなかった原因だと思います。

また高校三年生の私は東大に行きたいという気持ちばかりが膨らんでいて他大学の情報には疎くほとんどリサーチもしませんでした。

実力相応校がどのへんなのかといった目算を自分で立てられていなかったことが全敗の原因だと思います。

また、薬学部に行って製薬会社で働く未来を信じることができないまま薬学部を受けたことが原因でした。

半端な覚悟と小手先のテクニックでは国立や有名私大の薬学部入試を乗り越えることはできませんでした。

全落ちのダメージは大きいが挽回は可能

大学受験で全落ちすると翌年の受験において成績が伸びてもなかなかその実力を信用してもらうことが難しいので浪人生活においても不安が大きかったです。

しかし、翌年は成績は地方帝大レベルまで回復し、無事神戸と慶応に受かっているので全落ち浪人してもしっかり勉強していれば成績は伸びます。

気持ち面でも学力面でもここならイケそうといった大学を確保することは重要なので事前のリサーチを怠らずに大学受験に臨んでほしいです。

このブログを見ている人が全落ちしませんように

最後まで読んでくださりありがとうございます。

-大学受験