フリードリヒです。今回は私の新卒の時に中小監査法人のトレーニーとして公認会計士を目指すことを選んで実際のところどうだったかをお話ししたいと思います。
結論から申し上げると無職が許されない状況の方が働きながら公認会計士を目指すのであれば試験休暇を取りやすく合格後も働いた時のギャップが少なくなるのでオススメできる環境なのではないかと思います。
それでは詳しくお話ししていきます。
中小監査法人とは?
ここで中小監査法人の定義についてお話ししようと思います。中小監査法人とは大手監査法人(有限責任監査法人トーマツ、あずさ監査法人、EY新日本有限責任監査法人、PwC Japan有限責任監査法人)、準大手監査法人(太陽有限責任監査法人、東陽監査法人、仰星監査法人、三優監査法人)以外の法人のことをいいます。
その中でも私が在籍していたのは70名〜100名規模の監査法人でした。
入社時の状況
2018年に私は公認会計士試験のために1年休学していました。そんな中、5月、12月の短答に不合格となり、卒業後無職で過ごすことは許されなかったため行き先を探すことになりました。その当時の自分は必ず会計士になるから死んでも普通の会社は受けないと言っていました。税理士法人を1社、会計系コンサルを1社受けていたのですが実家から近い東海地方の監査法人がトレーニーを募集しているのを見つけてお問い合わせフォームから直接応募しました。面接は12月末に行われました。公認会計士になりたいと思った理由や、この法人に入って何がしたいかなどといった一般的な質問がほとんどでした。私は裁量の大きい専門性の高い仕事がしたいからとか、地域経済に貢献するような仕事がしたいとか当たり障りのないことを言ってました。私はこの時点で簿記2級しか持っていなかったのですが何とか採用に漕ぎ着けることができました。正社員で就業するか、非正規の契約社員で就業するかを決めて欲しいと言われて試験勉強の時間を確保しやすい非正規を選択しました。
大学卒業する少し前の2019年3月から働き始めることにしました。ところが正社員就業が前提で非正規就業なんて許せないと両親がものすごく怒っていると監査法人のパートナーに話すと両親と私とパートナー二人で面談の機会を設けてくれて公認会計士試験に働きながら挑むにはまとまった時間を勉強に充てることが不可欠でパートナー自身も2年間無職で専念した経験を話していただいて何とか両親を説得してくださいました。
これに関しては、このパートナーにとても感謝しています。資格浪人を続けることができたのはこの時のパートナーの計らいのおかげです。
具体的な仕事の内容や条件面について
最初の方は、パンフレットを印刷して製本したり、有価証券報告書を一字一句あってるかどうかや財務諸表などの縦計、横計をチェックするといった仕事が多かったのですがだんだん仕事に慣れてくると現預金や借入金、純資産項目などといった基本的な勘定科目の調書を作ったり、クライアントのところに往査に行ったりするようになりました。
受験生は残業は一切ありませんでした。一緒に働く公認会計士やその他の職員の方は穏やかで温かい方が多くとても働きやすい環境でした。
気になる条件面ですが勤務時間が9時〜17時までで12時〜13時までが休憩時間の7時間勤務で時給は、当初は1250円だったのですが2019年5月短答に合格してからは1500円でした。健康保険、厚生年金などは完備でした。
大手の監査トレーニーとは異なり試験休暇中は無給で予備校代の補助などはありませんでした。
どのくらい受かっているのか
このトレーニー制度を利用していた知り合いは5人いました。
1人は私と同じタイミングで合格できずに法人を去ったようですが3人が合格して合格後もこの法人で働いていてもう1人は監査アシスタントして現在も働きながら公認会計士を目指しているようです。
合格した方の学歴の内訳は高卒が1人と地方帝大経済学部が2人でした。
分母が少ないから注意が必要ですが私を含めて6人中3人が合格しており、合格率は50%となるためこの制度の利用者の合格率は中々高いのではないでしょうか?しかも合格者のうち2人は入所後に短答式試験に合格したそうです。
退職理由について
2021年に論文式試験に三振して以降もこの監査法人で勉強を続けていたのですがある時トレーニーの制度が見直されて入所後5年以内に論文式試験に合格しないトレーニーは契約を継続しない事になりました。2023年の短答に不合格になった時点で自分の5年以内の論文式試験合格の可能性は無くなったため退職を余儀なくされました。
この法人で働いていた他のトレーニーの中には試験で数ヶ月休むと言ったことをせずにフルタイムで働いた結果、監査アシスタントとして正社員雇用を得た方もいましたが私は戦力になるに足る経験を積むことができずにこの話は私には来なかったです。
まとめ
いかがだったでしょうか?働きながら会計士を目指したいと言う方にとって中小監査法人は魅力的な選択肢の一つではないでしょうか?
専念やアカスクが許される状況なのであればそちらを選んだ方が合格の可能性は高いと思いますがそうでない人の方が多いと思うのでそう言った方には是非、中小監査法人を検討して見てください。
当時の私は何の社会経験もない簿記2級しか持っていない若者でしたが公認会計士になりたいという情熱一つで内定を手に入れました。
試験休み、受験仲間、給料、残業なしの職場に内定をゲットしましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。